仙台・松島旅行③

松本の旅行について書ききれていないので、仙台については一気に書いてしまおうと思います。写真はアップロードやサイズ変更に時間がかかるので、後から載せる方式にしてみようと思います。

 

松島海岸駅から、仙台駅に戻るために駅に行きました。

が、電車が25分ほど遅れていました。

待つ人も少ないですがベンチも少ないので、立ち読みで過ごしました。

行きの電車を間違えた時といい、暇な時間が多かったのでこの旅行でほぼ2冊読み終わってしまいました。

この時読み終わったのは、なだいなだの「こころ医者講座」です。読みやすいし、柔らかし、妹や祖母に勧めてみたいのですが、どうかなぁ…

 

仙台駅からは、「るーぷる」という観光循環バスに乗ってみようと思っていました。

が、バス停が混んでいます。

それに、すでに13時半なので、1日乗車券を買うほど回れなさそうです。

普通の市営バス(県営?)を使いました。こちらはバスが大きいですが空いています。

客層も年齢の高い人が多い。

「美術館前」でおり、セブンイレブンでミルク入りコーヒーとパンを買います。

大学の部活の人でしょうか、友達同士集まっている人たちが何グループかありました。

セブンは人不足なようです。張り紙がしてあり、お会計を待つ人が支払い準備をするための台まで設置してありました。

品出しも時間が取れないようで、大変そうです。

セブンから20分ほど歩いて、仙台城跡に向かいました。

仙台城

入り口から入ってからがまた長いです。

坂をどんどん登っていきます。

途中で雨が降ってきて怯みましたが、幸い大降理にはなりませんでした。

毒キノコやクマに注意の看板があります。

ここ、夜来たら怖いだろうな…

大きな、綺麗に揃った石段が見えてきました。

上に上がると、仙台の街を一望できます。

博物館と伊達政宗像が工事中なのが、少し残念です。

城跡のところから、電車が見えたり、広瀬川や工事の様子が見えたりしました。猫もいました。

(駐車場で、先日覚えた車種の「ジムニー」君を見つけました)

ぐるぐる歩いていると、もう15時です。

少し迷いましたが、瑞鳳殿に向かいました。

 

電車を使っても結局歩くので、せっかくなら広瀬川を渡ってみようと、歩いていきました。

そういえばまだパンを食べていません。

食べずによく歩けるものです。

川を渡って、住宅街を少し歩くと瑞鳳殿です。

 

瑞鳳殿

伊達政宗の御霊屋です。政宗が晩年、ホトトギスの初音を聞いて、この地に葬ってくれと言い残していたそうです。

一度戦火で消失してしまったそうですが、当時の彫刻などが再現されています。

さすが、豪華で色彩豊かな装飾が目立ちます。屋根の柱の先まで一本一本金色です。

修学旅行で日光に行った時を思い出します。

女の人が横笛を吹く彫刻も見つけました。

山道も暗い苔むした様子で、気持ちのいいところでした。

資料館は小さいですが、たくさんのものが展示されていました。閉館が近かったせいか、資料館に完全に一人になる瞬間があり、ちょっと緊張しました。

政宗の遺骨や復元した頭蓋骨、復元容貌像などがあります。こうして見ると、当時の男性として平均だったようですが、身長が小さく感じます。

顔立ちが現代風とありました。鼻がすっと通った様子が印象的でした。

メガネや、金のブローチもありました。鎖国前、ヨーロッパとの交流をしたかった政宗の品という感じです。

(不勉強であれですが、光宗がここでなく円通院なのは、なぜなのでしょう。藩主を受け継いだ人しか入れないのでしょうか、それとも若くして亡くなった光宗だから特別に、ということで別の場所なのでしょうか…)

観光は終了です。瑞鳳殿から仙台に戻るのに、バス停を探しました。

スマホで検索すると、なんと、お墓の間を通る道を案内されました。無事着いてよかったです。

バスで隣に座るときに、先に座っていた学生の方が会釈してくださいました。

そういえば、朝電車に乗っていた時も、降りるときに会社勤めの方が、丁寧に避けてくれました。

 

さすがに疲れました。駅前のベンチで、パンを食べます。

コンビニですが、栗とかぼちゃとさつまいもの3色クリームパンです。秋です。美味しかったです。(お腹が空いていたので)

 

さて、ここからが問題です。

バスの出発までに後6時間程あります。どう時間を潰すかです。

 

まずは本屋を探しました。

丸善、とても大きいです。入り口すぐが児童書コーナーだったため、思わずそこで時間を潰してしまいました。

近々姪っ子に会うので、何かプレゼントを用意しなくては…

よのなかルールブックとか、10歳のミッションとか、本の読み方とか、子どものビジネス書みたいなのが面白いです。

絵本は、姪っ子には遊べる本が良さそうだな…

はらぺこあおむしのマグネットの本とか、くるくる回せるハロウィンの本とか、飛び出すお化けの本とか…どんな様子で読むかな、と勝手な想像をすると、勝手に嬉しくなります。

 

でも先に、祖父母の家にお土産を買おうと駅に一度戻りました。

お土産を選ぶのは苦手です。この日も散々悩みました。

お菓子はもういらないかな…でも無難だしな…

和菓子の方がいいのかな、冒険しない方がいいかな、お煎餅とかしょっぱい系の方がいいかな…

量は多いと余らせるかな、でもいとこの家も近いし、少ないと文句言われそうだな…

散々悩んだことの成果はいつも出ないので、悩むだけ無駄なのですが、悩まずに買うと渡せない可能性が上がるので、自分の気持ちのために、悩む必要があるのです。

結局「梵天丸」という名前と、くるみとゆずに惹かれてゆべしサブレと、陸前高田(行ってないですが)のしゃけのお茶漬けにしました。

美味しい無難なものと、その土地のものが合致しないこともあるので、難しいです。

 

本屋にもう一度いき、絵本を2さつ買いました。

こちらも悩みに悩み、諦めて買いました。

どんなものを喜ぶのかわからないので、古本屋で買ったり、図書館に行ったりした方がいいかもしれません…

鞄は重いですが、満足です。

 

その後は3時間ほど、駅前のベンチ(蚊に刺された気がします)やビル1階のフリースペースで本を読み、本屋を覗いて立ち読みし、コンビニで水を買い、バスの待合室でも過ごしました。

帰りも座席は快適です。帰りは、途中休憩などで止まるとき以外はぐっすり眠りました。

5時過ぎ着なので、始発2本目くらいで家に帰ります。

東京の真ん中で、空いた駅や電車が利用できるのはとても特別な気がして気分がよかったです。

 

帰って身支度と荷物片付けて、ついでに旅行記も片付けました。疲れたけど、満足です。

 

今月、2年ぶりの旅行でしたが、2度一人で行きました。

私の旅行は観光地をひたすら歩いてみて、最後にお土産屋さんと本屋にいきます。

食べ物はコンビニかスーパーです。本当は名物を食べるといいのだろうけど。本当は道中も昼間だと、別の楽しみがあるのだろうけど。

(そういえば仙台は、あんなに栄えているのにチェーンの古本屋が無かったな)

なんか別の場所で一日散歩をしているみたいです。

でも、周りが賑やかでも学校や仕事や生活をしていても、それとは何も関係なく歩いたり見たりしているので、なんだか透明人間になった気分です。

とても静かな気分になれて、いいです。