入門テキスト類


有斐閣アルマのテキスト、長すぎず読みやすくとても好きです。

2冊とも図書館で借り、一気に、と言っても3日ほどかけて読みました。

前までは、テキスト類は1章1日くらいで進めていたのですが、一気に読む方がスッキリ入る場合もあるように思います。

 

「教育思想史」はノートを取りながら読みました。

全体像がうっすら見えてきてよいです。

現代当たり前の考え方が、近代以後のものというところや、

学力か経験か、みたいな論争の繰り返し(少しずつ違うけど)の話は、

大学を思い出しました。

今から考えると「おかしい」となりそうなことや考えが、以前の当たり前だった、というのは何度読んでも面白いです。

自分の考え方を相対化したり、つなげたりできるといいなと思います。

特別支援につながる考え方も、いろいろな時代の思想に少しずつ出てきました。

 

「臨床心理学」は、私は心理学がさっぱりなのですが、

放送大学の動画をざっくりみた後だったため、

内容的には復習のようで読みやすかったです。

臨床心理を目指す大学入学者などに向けて書かれているのも、物珍しかったです。

「効果的な臨床家」のリストとか、臨床家の段階とか、教員や支援員にも当てはまる部分があるなあと。

そして、教員は知識よりも実践、経験が重視されるように思いますが、

心理系の実践者は大学や大学院や試験で、がっつり知識を得たり研究をしたりするのですね。

もちろん教育系でもそうした人はたくさんいるのでしょうが、私にはそこも足りないなぁと。

で、入門として幅広くざっくり知るには、やっぱり入門テキストがわかりやすいし達成感を得ます。

こういうことを、大学1.2年のうちにやっておくべきだったのだな、という思いもありますが。

焦っても仕方なし。自分を標準レベルと思うから辛いのですよね。仕方なし。これからも、大声では言えなくても、恥じずに興味のままに読んでみるべし。だって知らないことなんだから。